糖尿病ってどんな症状？

 

　糖尿病はどんな症状？

　糖尿病は、血液中の糖分である血糖値が上昇する病気です。日本では成人の5人に1人は糖尿病の可能性を否定できないとされており、60歳以上では、その割合が3人に1人まで増えるといわれています（平成28年厚生労働省国民健康・栄養調査より）。ご自身の周囲を見わたすと糖尿病の方がいてもおかしくないはずですが、それを実感するのは難しいかもしれません。その理由の一つとして、糖尿病や糖尿病に由来する併存疾患は、症状が出にくいという特徴があげられます。糖尿病が進行していても、無症状の方も多く、逆に糖尿病に関連してなんらかの症状が出た場合には、軽症～中等症を既にとおり越して、重症となっていることがあります。
　血糖値の上昇を見すごしていたために、失明したり、人工透析が必要となり、以前の生活とは大きく異なったライフスタイルで過ごされる方も、けっして少なくありません。血糖値やHbA1c値が高いといわれたことがある方、健康診断を受けていない方は、是非、医療機関へご相談ください。