糖尿病が引き起こす合併症が生活に影響

糖尿病の合併症はについて

 糖尿病と診断された時点で、体の不調をまったく感じていない方も多いと思います。糖尿病は重症一歩手前のような状況であっても自覚症状に乏しい場合があり、ご自身が糖尿病だと気付いていないことも、めずらしくありません。しかし、体に不具合を感じないからといって、高血糖をそのまま放置しておくと、知らない間に糖尿病が引き起こす合併症が進行していることがあります。
 糖尿病合併症も発病初期には自覚症状がありません。合併症の症状を自覚した時には、既に病気が進んでおり、治療がより難しくなる場合があります。糖尿病で困った経験のある方は、実際には糖尿病合併症による不具合で困っていることが多く、糖尿病合併症の進行は生活の質に大きく影響を及ぼします。糖尿病合併症には、さまざまなものがありますので、糖尿病合併症の解説をご覧ください。
 また、のどの渇き、夜間頻尿などの排尿回数増加、短期間での体重減少などは、血糖値の大幅な上昇に伴う緊急事態の可能性があり、命にかかわることがあります。重症高血糖の症状が出た場合には、すみやかに医療機関を受診してください。