院内処方


薬局に処方箋を持っていって薬を受けとる院外処方と クリニックで薬を受け取る院内処方を、簡単な図にして比較しました。

 

院内処方とは、クリニックで調剤した薬をクリニックで受け取ることをいいます。院外薬局に調剤料などを支払う必要がないため、自己負担額が少なく済み、手間や時間の節約することができます。

 一方、院外処方は薬局で薬を受け取ることをいいます。院外処方ではでは、一包化や分割、残薬調整など細かなサービスが受けられ、幅広い薬を取り揃えているというメリットもあります。

 当クリニックでは院内に調剤室を設け、薬剤師が薬をお渡しします。(院外処方も選択できます)
糖尿病の内服薬やインスリンなどの注射薬の他、高血圧や高脂血症、痛風などの生活習慣病の薬を院内処方でお渡し致します。
 院内処方は患者さんにとってはメリットは大きいですが、クリニックにとっては大きな負担となるため、最近は院外処方とする医療機関がほとんどです。当クリニックが院内処方を継続するためにも以下の制約があります
①睡眠薬、痛み止め、湿布薬、漢方薬、塗り薬、感冒薬、呼吸器疾患治療薬、抗アレルギー薬等は院内処方できません。それらが処方に含まれる場合は、院外処方となります。
②すべての薬が10日単位の処方となります。「今月は○○の薬は4日分少なく」等のご要望には対応できません。
③先発品での処方を指定することはできません。信頼できるジェネリック薬品がある場合は、変更となります。院内処方のジェネリック薬は東証1部上場の日医工、沢井薬品、ニプロ、武田薬品工業(テバ)のみ使用しております。
④一包化、粉砕はできません。
⑤7種類以上の薬の処方の場合は院外処方とさせていただきます。(糖尿病の薬は、80~92%の原価で仕入れているものが多いのですが、7種類以上の薬を院内処方でお出しすると、10%の減算する規則があるため原価割れとなり、処方できません。)