血糖値ってなに?
健康診断の採血検査で血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)を測定することが増えています。その2つは糖尿病に関係している項目です。血糖値は、血液中の糖の濃度のことです。皆さんの体を動かすために必要なエネルギー源の一つが糖分です。糖は血流に乗って、全ての臓器に運ばれ、エネルギーとして使われています。健康な方の場合、血糖値は100mg/dl前後の範囲で変化しますが、その血糖値が上昇する病気が糖尿病です。
糖尿病の方は、食事や糖分の入った飲み物を摂ると、血糖値が上昇します。起床時から飲み食いせずに、朝1番の採血で調べるのが空腹時血糖値です。空腹時血糖値は、110㎎/dl未満が正常です。126㎎/dl以上だと糖尿病が強く疑われます。110㎎/dl以上、126㎎/dl未満は糖尿病未病(境界型耐糖能異常)の状態です。また、食後の血糖値が200
mg/dl以上の場合も糖尿病が強く疑われます。
血糖値は高ければ高くなるほど、糖尿病はより重症です。
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